
残業無しが一番、基本無し!

私が社会人になった1990年代は残業当たり前。しかもサービス残業が当たり前。30時間残業しても5時間しか残業代が支払われないこともありましたし、一方で月に200時間以上残業している友人もいました。
定時間
いったいなんのための言葉なのか・・・
定められた仕事の時間・・・定時
定時で帰宅するのはものすごい罪悪感がありました。 え?帰るの? みたいな視線、時には声を浴びながらの退社
昔は生活残業などという言葉もあり、若い頃は給料が安いからと残業させてもらうなんてケースも多々ありました。私も経済的には30時間くらいの残業代が欲しくて仕事をしていました。
令和になり。ようやくまともな勤務管理ができる時代になったと思います。
私の考え方は以下の通り
残業は基本なし
どうしても残業が必要な場合は、事前に会社(上司)から対象者に依頼をして了承してもらう。または、担当者がどうしても定時で仕事が終わらず、残業しないと顧客や他部門に影響が出る場合は、担当者が申請を行い、上司が認めた場合に残業ができる。
残業代というのは、本来かからないエキストラ・コストです。上記手続きをしなければ、許可なく勝手に会社の経費を使うことと同じです。
仕事の負荷に合わせてリソースプランを立てるべきであり、その組織の仕事は5人であれば、毎日5人が定時間で仕事が終わる計画の元に仕事が行われるべきです。残業代が予算化されているということは、リソースプランが予算の段階で成り立っていないことではないでしょうか。(もちろん、リソースを増やさずに残業でこなす方が安く済む場合もあるでしょうが、正論で語ります)
本来、仕事が早い社員は賞与(ボーナス)をたくさん上げて残業が多い社員はその分賞与を下げなければなりません。
残業の功罪
そもそも、こんな人いませんか?
飲み会の時は朝から集中して5時までに仕事を終わらせる人
「今日は飲み会だから5時までに終わらせるぞ~」
飲み会の時に5時で帰れるなら、いつもそうしなさい、と言いたい。
お子さんがいて保育園にお迎えに行く社員はいつもそうしてますよ!
そして、飲み会の翌日、午前中はだるそうに仕事を適当に流し、夕方くらいからエンジンかけて残業時間に遅くまで頑張っていますアピール。最悪です・・・そういうの上司は見抜きましょう。
毎日朝から定時まで必死で仕事を終わらせる社員よりも、遅くまで仕事ができる社員を評価しがちです。それは本当におかしい。
まだいます、こんな人
残業代がつかなくなる給与体系(管理職)になったとたんに定時に帰宅し始める人。え?今まではどうして遅くまで仕事していたの? 今できるなら前から早く帰ってよ。これ、残業代泥棒ですね。評価して昇進させた責任も大きいです。
まとめ
時代は変わりました。
会社に朝早くから夜遅くまでいて頑張っているとたくさん給料をもらえる時代ではありません。テレワークの普及、スマートフォンの進化、通信環境の進化などにより、仕事は時間と場所から解放され、時間管理に意味が無くなりつつあります。もともと管理職は通勤電車の中でも自宅で布団に入っても仕事のことが頭から離れずに考えていることもあります。仕事をしている時間を1分単位で正確に把握することは無理なんです。職種によっては残業制度自体を無くしてもよいのではないでしょうか。
