
2度目の転職は、最初の転職から1年後でした。あんなに希望にあふれ、志に満ちていたのになぜ?・・・なかなか思い通りにはいきませんでした。

見苦しい言い訳はあまり書きませんが、転職して入社した時としばらくたってから会社の方針が変わってしまいました。私の知識や経験を活かした仕事で日本の製造業に貢献しようと仕事をしていましたが、それができない状況になってしまったのです。それに柔軟に対応できる能力が私にあれば継続できたのかもしれませんが、残念ながら無かったために上司も私に対して当初の期待から失望、諦めに変っていきました。チームのメンバーも次々と転職を始めたので、私も会社より自分の意志を継続するために転職活動を始めました。
簡単に良かった点と反省点などをまとめてみました。
良かった点 | 反省点やGAPなど |
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・色々な会社の情報を得ることができた ・世の中に通用するところがわかった ・経営メンバーとしての体験 ・外資系の風土を知ることができた ・コンサルタント側の実態がわかった ・働き方の自由度(成果主義) ・勤務地、勤務環境、給与 | ・誘ってくれた人と社員の温度差 ・英語力が不十分 ・現場にアクセスできない ・提案資料作成能力 ・プレゼンテーション能力 ・人の入れ替わりが激しい ・人間関係・信頼関係を築けなかった ・精神的な弱さ |
約一年、外資系のIT企業でコンサルタントをして手ごたえのあったところもありますが、現場や情報に気軽にアクセスできないストレスを感じていたこともあり、事業会社で仕事をする方が自分の合っているのではないかとも感じていました。
しかし、困ったことに事業会社で今の給料と同じところはそうありません。定年まで勤めてればもらえたはずの退職金分は取り戻さなければなりませんし、住宅ローンや学費など、家族を養っていくためには待遇も簡単には妥協できません。もう少しコンサルティング業で自分を磨いてから事業会社に戻ることもできるだろうと思い、転職活動では同じ外資系のIT企業で仕事を探しました。
しかしある時、エージェントの方にこう言われました。
「事業会社に戻るのであれば40歳過ぎると難しいですよ」
悩ましいことになってきました。私の年齢は39歳 ・・・ぎりぎりです
そこに、また救いの手が差し伸べられます。お世話になった方からお誘いを受けたのです。その方は最初いた会社のグループ会社(事業会社)の方だったので、私は「希望年収が高いので無理だと思います」と、最初はお断りしたのですが、希望を聞いてくれ、現状よりも下がったものの、希望に近い額でオファーをいただきました。そこまでしていただくと、お世話になった方にお断りはできません。
すんなりと、2回目の転職先が決まりました。運がよかったのはリーマンショックの少し前にほとんど影響のない会社に転職ができたことです。
そして、次の転職先の魅力は何と言っても現場があること、そしてその現場が世界中にあることでした。1回目の転職先で経験値を上げ、再び希望を持つことができたのです。
ただ、その先もそう簡単にうまくいかないのです・・・つづく