回復の型で良く目や耳にするのは「V字型」で急速な回復をV字回復とよく言われます。
それに対して、時間をかけて回復する「U字型」、回復しない「L字型」なんて表現もあるようです。そんな中・・・
コロナ禍からの回復は
K字型
になるという指摘が説得力を増しています。
上向きと下向きが離れていく「K」の形になぞらえています。

強いところがより強く、厳しいところはさらに落ちていくように、二極化されていくということだそうです。
日本政策投資銀行の調査研究レポートにも下記のように記載されています。
「コロナ禍からのK字回復」
https://www.dbj.jp/topics/investigate/2020/html/20201130_202989.html
コロナ禍からの回復を巡り、格差拡大を伴うK字回復という指摘がみられます。格差拡大は、それ自体の是非に加え、経済全体の回復を鈍らせる要因になります。産業別には、接触型サービス業で影響が大きく、これに伴い、北海道や3大都市圏で失業率が大きく上昇しました。労働面では、テレワーク率の差を通じて所得格差が拡がるとともに、女性の就業機会が減少し、自殺増加への影響も懸念されます。また消費回復においては、高齢者、高所得者で出遅れがみられています。
以上、抜粋
「デジタル化」や「製造IoT」でも、進んでいる企業と、そうでない企業の二極化が進んでいると聞きます。飲食やエンターテイメント、製造業だと自動車業界や通信業界などでも内容が異なり、分野での明暗もありますが、体力・投資能力のある企業が先手を打ち、コロナ禍でもチャンスと捉え将来に備える企業と、それができない企業はますます差が広がっていくのかもしれません。