
もう要らないでしょう、コンサルタント
・・・と、事業会社にいると思うわけです。
色々なコンサルタントがあるので、全て不要というわけではありません。本当に必要とされるコンサルタントもいらっしゃいます。ただ、ほとんどの場合、不要に思えるのです。これはあくまでも私の経験上の話であって、主観ですが、同じ思いの仕事仲間はたくさんいます。
私も顧問という立場でコンサルティングを期待されることがありますが、自分がコンサルタントは不要だという考えなので、「経営サポート」とか「プロジェクト支援」といいう感じで仕事をさせていただきたいと常日頃考えています。

なぜ不要?
すでに、社内に同じことができる社員がいるのではないでしょうか。
特に情報システムの導入コンサルティングは事業部にも情報システム部門にも百戦錬磨の社員がいるはずです。自分たちで考えて実行してこなかった結果、社員が育っていない場合はコンサルタントに頼ることを繰り返すでしょう。それは投資がもったいない。
投資すべきは社員の教育。また事業の課題・戦略なども経営企画室の仕事ですが、企画という名前がつく部署はたいてい企画してないことが多いです。生産企画、販売企画、・・・商品企画ですらルーチン業務や上意下達の業務に忙殺されている場合があるのではないでしょうか。
そして大事な会社の経営に関わるプロジェクトはコンサルタント任せ・・
おかしくないですか?
そのような重要な仕事こそ社員の育成には非常に有意義なはず。
最悪なのは・・・
資料作りの上手な若手コンサルタントの教育の場になってしまうケース。
昔一緒に仕事をしたコンサルタントが皆さんとっても立派になっていました。
あ~、あの時の経験を糧にしたな・・・と思いました。
これじゃ、慈善事業です。
コンサルタントに期待すること
そうはいっても、コンサルタントに頼りたい局面はたくさんあります。
★大規模なプロジェクトの方針に客観性が欲しい
★推進するマネージャ、推進会議のファシリテータ
★M&Aのようなコアコンピタンスではないプロジェクトに期間限定で能力が欲しい
★運用が難しい新しい情報システム導入支援
本当に必要&価値のある仕事にコンサルタントを頼りましょう。
通常できない仕事をしてくれるからコンサルタントは単価が高いのです。
まとめ
コンサルタントには頼らないで社内でがんばりましょう。
頑張れない時は、短期間で薄~く入ってもらい、せめて実行はがんばりましょう。
頼りすぎると、その時は形になっても、再度、高額のコンサルタントに頼ることになります。大事なのは社員の育成。
私が新卒で入った製造業。製販一体の事業会社を欧州に立ち上げて、私が工場の技術者として関わらせていただきました。Satoさんのような重要なポジションではありませんでしたが。あるとき、仲間の中で飛び抜けて優秀な方がアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を連れてきました。SCMみたいなことをやろうと。その当時はLIPと読んでいました。Logistic Innovation Project。コンサルはとても高価でしたが、物凄く勉強させていただきました。その飛び抜けた優秀な方は、実行は全て社内でやる!!と宣言して、コンサル契約は終了しました。大規模のコストダウンが出来、在庫も7割くらい減りました。その方は今、本体の社長をされています。何事もやって貰うというメンタリティではダメなのですよね。
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同じような経験をされているのですね。私のお付き合いしたアンダーセンコンサルティング(その後のアクセンチュア)の方たちも皆さん大活躍しています。それにしても成果を出したこと素晴らしいことですね。
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コンサル側を経験された発信は重みがあります。当時の私は技術バカかっこ分かりますよね^_^)だったので、頭を柔らかくして頂いただけでも感謝でした。
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当時は私もお世話になり大変勉強になりました。今でも同じような仕事は能力的にも体力的にもできないと思いますwww
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