【Bisiness】忠実な部下、もの言う部下

査定・評価は難しいというお話
私は「部下」という言葉は好きではなくて、普段はほとんど使いません。
いままで、年上の方や自分よりも組織での職歴が長い方が担当組織のメンバーだったことが多く(というか、ほとんどそうでした)、メンバーにはいつも教えてもらったり、助けてもらったりしていたからです。

おかげで、優しい(甘い)求心力の無いマネージャになってしまった感があります。
一時、それではいけない、厳しく指導しなければ・・と思いつつ、自分には厳しいマネジメントは合わないと思い、今に至ります。

「厳しい」というのは、主に態度のことで仕事の内容は自分では厳しいこと(難易度の高い仕事)を部下に求めて、成長を促していると思っています。

今回は一般的に上司が部下を査定評価するお話なので、分かりやすく「部下」という一般的に使われる言葉を使わせていただきます。

ちなみに普段は「部下」という言葉を使わず、「仕事仲間」「同僚」「メンバー」などの言葉を使っています。

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忠実な部下

自分の部下というよりも、他人の部下にこのようなタイプがいると気になります。
今までたくさん見てきました。

●良い点

良い点はなんといってもマネージャが責任を持って進めていることに前向きに取り組んでくれるので、成果が出やすいということです。優秀で(優秀の定義はまた難しいので別途ということで)仕事に対する考え方も一致し、方針や目標、指示内容について深く理解をしている場合、文句なく良い評価になるでしょう。

●悪い点

評価されるために、ただ言うことを聞いて言われた通りに動くタイプ。今回一番言いたいことは、このタイプを見極めることがマネージャの力量と言っても過言ではありません。考えずに指示された言葉の通り仕事をするのは、その時は上司にとってもありがたいことですが、その人がマネージャになった時、その上からの指示をただ下に流すだけになりがちです。それでは、中間管理職の存在意義がありません。仕事に対する自分の考えや意志を持たないまま昇進することになります。この場合その時の部下が大変苦労をします。

もの言う部下

何かとつっかかってくる部下、いますよね。
なんでわかってくれないんだろう、どうしていちいち反論してくるのだろうと悩むものです。しかも、直接言ってくれるとありがたいのですが、陰で意見していたり、わざと聞こえるように遠くで言ってたり。本当に腹が立ちます。

人間同士、必ずウマが合う仲間と一緒に仕事ができるとは限りません。どちらかというと必ず合わないメンバーがいるものだと思っています。

この場合も大きく2通りに分類されます。

●良い場合
 例えば若い技術者で表現が不器用な場合があります。その場合は態度が悪く見えて頭にくるのですが、優秀で将来性があることが多いです。自分の意志・意見を持っていたり、自分なりに勉強して考えがあるので、我慢して聞いてあげると良い方向に行く場合があります。自分とは合わなくても違う上司の下では活躍するかもしれません。自分の子供だと思って育成する気持ちで評価してあげるべきでしょう。

●悪い場合
 考えが凝り固まっているただの評論家・批評家の場合は一筋縄ではいきません。もの言うだけで自分でこうすべきとか、育成の余地があるのであれば、仕事に対するスタンスを変えてもらうように地道に説得してみることです。それでも変わらず、評価もされずに歳を重ねてしまう場合があります。周囲の部門にはもっともらしいことを言ってネガティブキャンペーンしたりするのでますます手に負えなくなります。できる範囲のお仕事で活躍していただくしかありません。知り合いの人事の方曰く、日本の会社はこの手の社員を解雇できないのが辛いところだと言っていました。

投稿者: Kenichi Sato

札幌育ち、横浜在住のベイスターズファン 関西にも頻繁に出没します。 まだまだ世のため人のために働いて楽しい人生を送ろうと思っています。

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