思い通りにいかない時がありますね。
私なんか50年うまくいかないことだらけ。
ほんと、世の中思い通りにいきません。仕事も人生もうまくいかないことだらけ。そのような時の気持ちのコントロールをどのようにすればよいのでしょうか。自分や周囲を見ると、その対処は人それぞれであるようです。
人のせいにする
娘が中学2年の時、娘は反抗期で何でも母親のせいにしていました。思い通りにいかないと癇癪をおこして母親に怒りをぶつける。母親は娘の面倒をずっと見てきましたから管理監督下にいる娘からすると理論的に間違ってはいません。朝寝坊すれば「なんで起してくれなかったんだ」お腹が空いたときにご飯ができていなければ「なんでまだご飯ができていなんだ」といった具合に自分の思い通りにいかないことがあるとすぐに母親に怒りをぶつけます。母親は命を削って自分を育ててくれていると理解するのはずっと先なのでしょう。
仕事でもそんな人いませんか?
私は悪くない、誰かが悪い。
反抗期の「ママが悪い」と同じ人
仕事で期待通りの成果がでないとき、言われた通りやったので悪くありません。部下のスキルが低いから、上司の指示が悪いからなど、そんな言動を散々見てきました。私の感想は、「かっこ悪!」 子供と同じじゃないか・・・
なぜ成果を出せなかったのでしょうか。責任転嫁先の人のポテンシャルを最大限活かす環境になっていたでしょうか? 内容の理解は十分だったでしょうか。また悪いと思う人のことを十分に理解していたでしょうか。人は自分と同じではないのです。自分の関わり方が違っていたら、もしかするとその人は期待以上に成果を出したのかもしれません。
道具のせいにする
野球をやっていて打てない時にバットのせいにする、守備でエラーした時にグローブのせいにするなどということはあまり聞きませんが、そう思いたい時もあるでしょう。色々なスポーツで道具は重要なアイテムです。道具の違いによって成績が左右されることもあるでしょう。プロの世界やオリンピック選手は道具の選定や投資もそのレベルに応じたものになります。
仕事でも道具は重要です。これを見ている人はパソコンで仕事している人も多いでしょうが、パソコンも仕事の内容に伴いそれなりのスペックが要求されます。またパソコン上で動作するシステムも道具です。そんな道具が一日に何度も停止してしまったり、操作通りに動かなかったら、予定通り仕事ができなかったら、道具のせいにしたくなりますね。
私の責任ではない、道具が悪いからダメだったと。
仕事で与えられる道具は会社で支給される場合がほとんどでしょうから、そういった言い訳は通るかもしれません。でも、それで仕方ないということで良いのでしょうか。プロであれば、せめて自分の道具については勉強して何が自分に合った道具なのか提案できるくらい努力すべきなのではないかとも考えます。冒頭で触れたトップアスリートはどうでしょう。勝つために道具についての知識も豊富で自ら拘って選んでいると推察します。私はこう思います。
「それがプロである」
反省する・・・うまくいかない原因は常に自分
小さいころ、悪いことをすると怒られました。子供ですから、
「だって、・・・が・・・だったんだもん」
と一生懸命怒られないように食い下がりますが、
「言い訳するんじゃない!」と一喝
当時は ばちーん! と愛の鞭が飛んできました。
怒られているのに、自分が悪いことをしている自覚が無く、ただ怒られたくないと思って逆効果になることをするのですね。きちんと事実を認めて、理由を自分なりに説明すればよかったのかもしれません。今思うと、人のせいにしたり、物のせいにするとかえって良くない方向に行っていたと思います。私が思うに、何かしら自分の中にうまくいかなかった原因があるはずだと思うのです。
この1年、久しぶりに仕事で思い通りにいかないことだらけでした。なぜなのか自分なりに考えているのですが、人のせいにしても道具のせいにしても「次どうする?」がないのです。自分の中の反省点を無理矢理にでも見つけてそれを改善する対策なり考え方の変更をしないと前には進まないのです。仕事も自分も。
やはり思い通りにいかない時、うまくいかなかった時は自分自身に厳しく反省を求めて、自らを変えていくことをお勧めします。
まとめ
思い通りにいかないのが仕事
思い通りにいかないのが人生
思い通りにいかないのは自分に原因があると思いましょう
自分の努力が足りなかったのです
思い通りに動いてくれない人がいたら、自分に求心力が無い、自分に魅力がないからだと思いましょう。思い通りに道具が機能してくれなかったら、それを選んだ自分の責任だと思いましょう。そう思うことで、自分はさらなる高みに成長できるのです。
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