【Business】渋沢栄一の「論語と算盤」を考える

令和になってお札が新しくなると発表されました。
新しいお札の顔は「渋沢栄一」
名前は聞いたことがあるけど何をした方なのか?
知っている人は少ないのではないでしょうか。

  • なぜ今の時代、渋沢栄一なのか
  • お金儲けは卑しいことではない
  • 理念ある会社が存続する
  • SDG’s
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なぜ今の時代、渋沢栄一なのか

深谷駅の前に銅像が立つ「渋沢栄一」
深谷駅の駅舎は東京駅と同じレンガでできています。渋沢栄一が設立にかかわった日本煉瓦製造の工場があったのが彼の生まれ故郷である深谷なのです。

渋沢栄一は現存する日本の企業をたくさん起業しました。
設立にかかわった会社は約500社
銀行・金融をはじめ、交通やガス、食品などあらゆる業種にまたがる企業を築いたことも特筆すべきポイントです。またそれら多くが現在の日本経済を支える代表的な企業へと発展しています。

代表的な企業を今の会社名で紹介すると、「みずほ銀行」「JR東日本」「帝国ホテル」「東京海上日動」「東急電鉄/東急不動産」「東京ガス」「東京証券取引所」「東洋紡」「王子製紙/日本製紙」「日本郵船」

他にも、いすゞ自動車、キリンビール、サッポロビール、清水建設、川崎重工業、第一三共、古河機械金属、新日鐵住金、太平洋セメントetc..、渋沢と関わりがあった企業として、これだけの有名企業をあげることができます。
明治の日本の産業革命時、新しいビジネスを作り雇用を生んだ日本経済の父です。

今、まさに第4次産業革命と言われ、新規事業立上げブーム、ベンチャー企業がたくさんできる時代です。産業革命の時代には新しくできる職業と無くなる職業があります。
日本の中に新しい事業・会社をつくり雇用と利益を生んでたくさん税金を納めることが大切な時なのではないでしょうか。グローバル競争が激しい時代に海外の企業にビジネスを取って変わられることは避けたいところ。


お金儲けは卑しいことではない

渋沢翁曰く、「お金儲けは卑しいことではないのだ」と言っています。
そもそも論語にはそのようなことは書いてないし、解釈として間違えているとのこと。
前段でも書きましたが、社会問題を解決することで雇用と利益を生めば、税収も増える。このお金の流れをつくらなければ経済が回らないのです。

重要なことは
(1)社会の課題を解決するビジネスであること
(2)雇用を生むこと
(3)納税の義務を果たすこと
ではないでしょうか。そこに道徳的な考え・理念があれば、誰も不幸にはなりません。


理念ある会社が存続する

今も事業が継続している企業には確固たる創業者の理念があります。
会社の存在意義、社会貢献、産業貢献、世のため人のためになることをするのだということが明確に表現され、社員に徹底してその理念を伝えます。

「富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ」

これが渋沢栄一生涯を通じての理念です。
彼が設立にかかわり現在も存在し続ける企業それぞれの理念も素晴らしいものです。


SDG’S

サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
持続可能な社会に向けて動き出しました。
環境問題、高齢化社会、人材不足・・・
様々な問題を解決するビジネスを考えて社会に貢献していきたいと思います。

渋沢栄一翁のような大きなことを成し遂げずとも、「一隅を照らす」ことでなにかしら役立つ。「一隅を照らす」人がたくさんいればまさにそれが国の宝となるでしょう。
私もその精神でビジネスを考えていきたいと思います。



投稿者: Kenichi Sato

札幌育ち、横浜在住のベイスターズファン 関西にも頻繁に出没します。 まだまだ世のため人のために働いて楽しい人生を送ろうと思っています。

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