「デザインとは見た目や感覚ではなく、どう機能するかである」
スティーブ・ジョブスのことばです。
Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works.
– Steve Jobs

私の中では「5S」やIE(Industrial Engineering)に通じるものがあります。
機能を追求し、ムダなものを徹底して排除したものは美しい
いわゆる「機能美」の世界なのではないかと思っています。
わかりやすい例えで言うと
●F1カー
サーキットを何よりも早く走るための機能に特化して、徹底してムダをなくした車
●旅客機
多くの人を空を飛んで行きたい場所に早く安全に移動させる乗り物
そして、極めれば芸術の域になる例がこれ
●茶の湯
素人にはまどろっこしい所作、作法に見えますが無駄をなくした代表例です
●寿司職人
私はあまり行く機会がないのですが、修行を重ねたすし職人が寿司を握る動作はムダがなく美しいとされています。
工場や倉庫を見学した時、入った瞬間、おっ。。。と感じる美しさや凄みはそういった日々ムダを無くしている(5Sを上手に行っている)現場に共通して感じるものです。
情報システムの世界も、プログラミング(コーディング)は上手な人は美しく仕上げますし、数学者の問題の解き方も美しさを競います。それはまさに見た目というよりシンプルで機能的に考えられた結果が美しいのではないでしょうか。
<まとめ>
何を述べたかったかというと、5Sのことだったのですが、5Sの神髄は見た目を綺麗にする(お掃除する)ことではなく、持つべ機能だけに徹底してこだわった結果、ムダの無い美しい職場、すなわち余計なコストがかからず、高品質の現場が出来上がるということなのです。