PLM (Product Lifecycle Management)について書きます。
IoTとかデジタル化とかPLMと何が関係あるの?
そもそもPLMって何? PDMと違うの?
そんな疑問にお答えしたいと思います。
PLM関連でもコラムを執筆しています。
参考にしてください
i-Common ビジネスコラム
「IoT時代に変革が求められるPLM」
https://i-common.jp/column/corporation/iot_plm/
●PLMとは
最初はPDM(Product Data Management)という言葉がありました。
訳すと「製品情報の管理」
設計業務の効率化を目的としたデータの一元管理の仕組みです。
それが、製品ライフサイクルの管理に拡大したものがPLMです。
商品企画段階、試作段階から商品化された後の生産の準備(生産ラインの設計、構築や材料・部品の手配と発注など、ライフサイクルの初期段階での情報を管理するものです。その段階では設計変更やそれに伴う部品の変更、原価の管理などを行うのが大きな目的です。その履歴を残してくれるのも昨日としてはかかせません。
次にその商品が生産中止、販売中止になり、サービス保守の対応の段階に移ります。それと同時に後継機種へのバトンタッチを行ったりあします。後継機種を企画・設計する段階で現行機種の様々な情報は非常に参考になるはずです。
●PLMとBOMの役割
PDMは設計業務の生産性向上という役割がありましたが、PLMは設計部門だけではなく、製造、販売、保守・サービスと関係部門に対して情報サービスを行う視点が入ってきます。
●IoTとPLMってどういう関係なのか
IoTでは例えば工場の設備から情報を自動取得しています。
取得した情報とPLMシステムに入っている情報を比較すると品質チェックになったり、過去の品質不良の情報から製造上の注意点などを製造現場にタイムリーに提供することも可能です。受注から生産・販売までの全てのプロセスでデータが繋がり連携できると、今までできなかった自動化や管理体系が実現可能になってくるのです。
さらに、PLMはプロセスのEnd to Endだけではなく、製品ライフサイクルのEnd to Endの情報を管理し活用をダイナミックに行うことで、会社の仕組みそのものを劇的に改善することが可能なのです。